雪と女性と二人の私

  • 14才 女性 スズキさんの夢
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  • 2024/05/04 (Sat) 07:13:37
私は激しい吹雪の夜、ひとりで知らない土地を彷徨っています。寒くて寒くて死んでしまいそうです。
やっと集落のような所に辿り着き、私は一つの家の扉をノックしました。
中からはエプロンをしてワンピースを着、茶色い長い髪を
三つ編みにした優しそうな女の人が出てきました。
しかし女の人の肩越しに家の中を覗き込むと、
そこは北風が平気で入り込むようなあばら家。
中はひどく散らかって床は地面が剥き出しです。
私はその女の人に、一晩ここに止めて貰えないかと頼みます。
彼女は優しい笑顔でこう言いました。『悪いけどあなたは入れたくないんです。
済みませんが、死んで貰えますか?』私は目の前が真っ暗になりました。
私は再び吹雪の中を絶望的な気持ちで歩きます。
しばらく歩いていると雪の中に落ちている水筒を見つけました。
その口からは虹色の液体がわき出て、たまりを作っています。
すると突然、私の中から『私の別の部分』が抜け出しました。
その抜け出した『私』は男性で、旅人の姿をしていました。
いつの間にかさっきの女の人が、さっきとは少し毛色の違う笑顔を浮かべて立っています。
彼女は『見つけたのですね。』と言いました。 『私』は笑顔の女の人と会話を交わします。
話からすると旅人の『私』はこの土地に住む魔物を倒して
そいつの持つなにか『素晴らしい物』を手に入れに行くようです。
女の人は旅人の全ての事情を知っているようでした。旅人は虹色の水を掬って飲みました。
この水を飲むとどんなに寒いところでも死ななくなるようです。私もその水を飲みました。
女の人は言います。『これであなたは私の家に入れます。』
そこで夢はいったんとぎれ、次の日の朝へ場面が変わります。
夜が明けると、その集落が実はわりとちゃんとした町だということが分かりました。
町は何故か騒がしい。・・・町の人の話では旅人の『私』が魔物に食い殺された
死体で見つかったんだそうです。私は町はずれまで死体を見に行きました。
そこには、人肉を使って作られたスペアリブの食べ残しが転がっていました。
急激に気分が悪くなります。その時、私は直感しました。
『この死体は、私の弟だ!!』 私の中から抜け出した旅人は、私の弟だったのです。
私は死体のある場所から走って離れ、町の中央まで行き、
人々の見ている前で大声を出して泣きました。
そこで目が覚めます。目元に手をやると本当に涙が出ていました。
 
夢の中では、悲しさや安心感や絶望感など、感情のはたらきがすごくリアルでした。
それになにか意味はあるのでしょうか?

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Re: 雪と女性と二人の私

  • 14才 女性 スズキさんの夢
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  • 2024/05/04 (Sat) 10:55:49
この年齢のころに見た夢は、大人になると忘れてしまいます。
奇想天外な夢ですから、現実ではないとわかる夢ですが、
日常とあまり変わらない夢の場合、大人になってから、
ふっと頭の中をよぎるイメージとして展開し、不思議な感覚を覚えることがあります。
夢であったのか現実だったのか
判別のつかないまま、あなたの記憶に残ったということです。
そんな夢は、小さい頃の情景だったり、よく歩いた道の風景であったり、
何かしらのイベントであったりと様々ですが、
あなたの人格を形成するファクターとして作用します。
そのような夢由来の「記憶」が、あなたにもありませんか?
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