猫を飼っていた。
最後に飼っていたのは3匹の日本猫。
その前にも外庭に何匹か猫がいつの間にか住んでいた。
捨てられた猫が住み着くようになったというの実情。
猫屋敷とまではいかないけれど、近所で小猫が放浪していれば
「こちらの猫ではありませんか」と届けてくれる。
「うちの猫ではありません」と言うと怪訝そうに帰っていくが、
その猫がやはり棲みつくようになる。
近所の家にも棲みついてしまう猫が結構いて、
散歩するとかならず猫に出くわす。町内は猫だらけ。
しかし、ハクビシンかアライグマが猫を標的にするようになると激減した。
家に棲みついていた猫たちもいつの間にかいなくなった。
そんなある日。三毛猫が突然やってきて、その日のうちに出産した。
玄関の前にひろげられた小猫は4匹でした。
近くの畑に、ハクビシンが猫を追いかける足跡があったので、
しかたなく安全だと思った場所、人目のある玄関を選んだのだろう。
外においては間違いなくハクビシンにやられてしまう。
倉庫脇に避難所をつくって、しばらく預かることにした。
やがて、大きくなった小猫たち。キジトラ、ハチワレ、チャトラ、三毛猫。
チャトラは親猫とどこかにいってしまった。
残された猫が家猫として認知されるようになる。
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